20090107

hitorigoto_090107

白騎士物語をクリア。所要時間は約25時間。

いっぱい要素を詰め込んでみたけど、細かいところの不親切さが目立ついう印象でした。シームレスバトルは実現してみたけれど、戦闘コマンドの使用は敵をターゲッティングしないとできない(戦闘態勢に入る前のBuffはできない)、ACという要素を組み込んでみたけど、AC回復手段が一部武器のスキルとアイテムしかない。合成要素を組み込んでみたけど、マゾすぎてオフ専には無意味(マナポ2くらい店売りしてください)。アバター要素を組み込んでみたけど、ストーリーにはこれっぽっちも絡まない等・・・

戦闘部分はターゲッティングのしづらさを除けば(アレはL2R2で何とかならなかったんでしょうか)、ターン制RPGとリアルタイムのアクションをうまく取り込んで良く出来ていると思いました。どこに居たって敵の攻撃当たるから移動意味無いじゃんという人も居ますが、別の人をターゲットにした範囲攻撃や突進攻撃に対してはきっちり位置取りすることで回避が可能ですし、大きな敵に関しては届く部位が変わってきます。自分は魔法系のキャラだったんで敵の攻撃が届かなくて、こちらの攻撃がギリギリ届く位置をキープしながら詠唱していました。注文をつけるとすれば、こちらの攻撃が届く範囲、範囲魔法の影響が及ぶ範囲を視覚化してほしかったなぁと。アレだけごちゃごちゃしたHUDなんですからそれくらいつけてくれても問題ないでしょう。処理的には面倒くさいことになるんでしょうけど。

グラフィック部分について、2007年?のゲームプレイトレイラーに比べて人物の造形はかなり劣化してしまいましたね。あのトレイラーを見たときのwktk感は半端なかったんですが・・・一方でフィールドや街中のグラフィックは次世代RPGとしては一定の水準レベルに達していると思います。特に街に関しては人の行き交いと作りこみで生活感を感じられるほど。自由都市グリードの雰囲気はBGMも合まって素晴らしいものだと思います。返す返すも人物造形がもうちょっと良かったらなぁと・・・

BGMは、うーん・・・上でもあげたグリードのBGMを始め街やフィールドのBGMは良かったのですが、頻繁に聞くことになる通常戦闘のBGMが平凡なのと、ついぞ最後まで変わることなく一辺倒で終わってしまったのが残念です。場合によっては数秒で終わってしまう戦闘の連続、ということもあるわけで、最初から盛り上がりのない戦闘BGMは正直苦痛でした。物語の進行状況に合わせて変えてくれてもよかったんじゃないかなぁ。

肝心のストーリーについては、諸所で上げられている通り王道のストーリーで、あれこれ頭を悩ますことも無くすんなりと受け入れられるものでした。ところどころでエルドアから語られる言葉から、ドグマ戦記や、歴史、世界観の設定についてはかなり細かく作られているんだろうなということが伺えます。続編以外の場所でもこういった設定が語られることを期待しています。そういえば公式で漫画もやってましたっけ。

総合すると、80点の出来のゲームという感じでしょうか。新規シリーズRPGの第1作目としては及第点。2作目3作目でこの出来だったら10点マイナスの出来。私は基本ゲームの評価はストーリーでする人間なので、クリアさえできればあまりシステム面での不満は言わないんですが、それにしてもシステム面での細かい不満点が目立ちました。ここら辺、シリーズを重ねてきたTOVはさすが良く出来ていたと感じます。

まだGR3になったばっかりなので、オンの感想は書きません。

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