20090624

hitorigoto_090624

Prototypeを難易度Normalでクリア。所要時間は9時間ほど。機種はPS3版です。

ストーリー:大量の感染者、軍人を相手に主人公Alex Marcerが暴れまわるところからストーリーは始まります。その後、いかにしてAlex Marcerが特殊な能力を身につけるに至ったのかや、NYに蔓延するウィルスの正体、事態の裏で暗躍するBLACKWATCHという特殊部隊の目的などが、過去と現在の時間軸を行ったり来たりしながらストーリーの要所要所で明かされていきます。

アクション:ビル駆け上がりムササビのようにNYを飛びまわれる超人的アクションは爽快の一言。着地するポイントを見極め、いかに減速せずに目的地へ辿りつくかを考えながらの移動は楽しいです。戦闘関連のアクションも豊富に用意されており、遠距離スタイルが好きな人は鞭を、近距離スタイルが好きな人はハンマーやブレード、ステゴロが好きな人は筋力強化といったようにプレイヤーの好みにあったスタイルを選択できます。能力は序盤からすべて選択できるわけではなく、メインストーリーの進行状況によってアンロックされていき、獲得にはEvolution Pointというポイントが必要になります。強力なアクションを習得するには大量のEPが必要となるため、序盤から思う存分暴れまわるのは難しくなっています。

グラフィック:PC版だと違うのかもしれませんが、かなり荒いです。これは市民や感染者を大量に画面に表示させるためには仕方なかったのかもしれません。ただあらゆるオブジェクトに重量感がないというかスッカスカな印象を受けました。Alexが超人パワーをもっているからそう感じるのも当然ですが・・・

ゲームデザイン:ロックオンシステムが酷いです。特にラスボス戦ではロックオンがラスボスではなく軍用ヘリに誤爆することが多く、イライラしっぱなしでした(落ち着いてロックオンしなおせばいい話なんですけど)。ロックオンボタンで自動でサーチしてロックオンするのは構わないんですが、視覚範囲外の敵にロックオンされても戸惑うだけです。あとは、中盤以降のミッションの単調さ、サイドミッションが基本的にEP稼ぎにしかならない(一部能力のアンロックはありますが武器関連のアップグレードだけですし・・・)のが残念。終盤になるにつれてAlexの変装を見破る仕組みが増えていくのですが、そんな状況をかいくぐりながら大量の敵とドンパチやるだけのミッションがほとんどでストレスがたまるだけでした。

その他気になった点:善良な市民にロックオンできない。最初っから移動箇所に制限がないので箱庭ゲームなのに探索する楽しみはない。

まとめ:80点。チートのような身体能力で広大なNYを飛びまわれるのは魅力だけど、単調なミッションとロックオンの酷さでマイナス20点。infamousとは箱庭ゲーってジャンルが一緒なだけで比較対象にはならないまったく別物なゲームです。infamousと違って乗り物や銃が使えますが、銃に関しては一部ミッションで強制的に使わされるくらいで、基本的にはAlexの特殊能力でゴリゴリすすめていきます。ここらへん武器と能力のバランスがとれていないな、と感じました。まったく特殊能力が効かない敵がいたり、あるいは特定の特殊能力でしか倒せない敵がいたり、というのがあったりしてもよかった気がします。好きな能力や技だけだとオレTueeeですぐに飽きてしまうゲームなので、いろんな能力を状況に応じて切り替えて遊んでみるともう少し長く遊べるのではないかと思います。

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