20090601

hitorigoto_090601

infamousをNormal、KarmaランクはHeroでクリア。所要時間は18時間ほど。

ストーリー:Empire Cityで大規模な爆発が発生。爆心地で目覚めたColeは、突如電撃を操る能力を身につけていた。爆弾テロの実行犯として街中から非難を受けるColeは、テロ集団との戦いの中で、自らの力を大衆の利益・正義の為に使うのか、自己の利益・破壊のために使うのか、選択を迫られることになる、というのが序盤のあらすじ。親友Zeke、恋人Trishとの人間関係、使用者に絶大な力をもたらすRay Sphereと呼ばれる謎のデバイス、Kesslerという謎の男の存在、FBIエージェントを名乗る女性Moya、Empire Cityに乗り込んだ男Johnといった様々な要素が絡まって、ストーリーが進行していきます。

アクション:電撃を使った様々なアクションと、軽快なクライミングが絶妙にマッチしています。基本的にどのような体勢からでも攻撃が行えるので、電線の上をスライドしながらヘッドショットをかましたり、空を飛びながら盾で敵の銃撃を防ぎつつ近づいて、近接攻撃で吹っ飛ばすといった、アクロバティックな動きを簡単な操作で楽しめます。ただ、こういった動きは序盤からできるわけではなく、ある程度ストーリーを進めて能力を身につけてからなので、最初のうちは貧弱な能力で敵に対処する必要があります。

グラフィック:電力を復旧させるために幾度となく訪れることになる下水道での影の表現は必見。反面、地上のビル群、人物のグラフィックは一般的なレベル、といった感じ。時間経過によるリアルタイムの街並変化がないのはマイナス。明け方や夕方のEmpire Cityは開放感があっていいのですが、夜のEmpire Cityは閉鎖的というか没個性的に感じます。

ゲームデザイン:メインミッション、サブミッション(カルマの増減があるGood/Evil missionとノーマルミッション)がマップの各地に散らばっており、メインミッションをこなすとストーリーが進み、サブミッションをこなすと一定範囲のエリアに敵が出現しなくなります。サブミッションは、敵を倒す、敵に見つからず追跡する、敵に奪われた医療用具を回収する、敵を刑務所まで連行するといった内容で、最初のうちは楽しめるのですが、同じミッションが繰り返し出てくるせいでそのうちに飽きてしまいます。中盤以降は敵をエリアから一掃して安全に進むよりも、攻撃を受けつつもビルの上を軽快に移動する方がラクなことに気づいてしまい、ほとんどサブミッションをこなさずに進めてしまいました。ここらへん、もう少しサブミッションの数を減らして、バリエーションを増やせば良かったのになぁと思います。

その他ちょっと気になった点:テクスチャの貼り遅れ、オブジェクトのポップイン、敵が目の前で急に湧く現象、一部ミッションでのクリア不能なバグなど。一番最後のは明らかに調整不足だろうと思わせる内容。パッチを出して早急に対応してほしいです。

まとめ:80点。マイナス20点分は、能力が揃うまでのタルさとバグ、サブミッションの単調さ。超能力+箱庭物という今まであまり例のないジャンルだっただけに、発売前までは果たしてこれは面白いのか?電撃ビリビリだけって地味じゃない?と不安だったのですが、抜群の操作性と、電線スライドのおかげでかなり爽快感のあるタイトルでした。Karmaを善にすることを意識していたので、一般人を巻き込まないよう慎重にプレイしていたのですが、悪人プレイで巻き添え関係なしに破壊の限りを尽くしたらもっと楽しいんだろうなぁと思います。悪人プレイだとオチが変わったりするんでしょうかね?するならもう1周してみようという気になりますが・・・
あ、乗り物とか銃とか一切主人公側は使えないので、そういうのを期待している人にはお勧めしません。ただこういった要素を一切排した点で、非常にオリジナリティのある箱庭ゲーだと思います。

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